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事業を加速し持続可能なモデルに成長させる。 茨城県北ビジネススクール2021 第2回本講座は自然の中で自身を見つめる

(集合写真撮影時のみマスクを外しています)

茨城県の県北地域から起業家を創出する目的として始まった「茨城県北ローカルベンチャースクール」は、昨年までの3年間で、県北地域を舞台に起業家人材を育成・支援するプログラムとして実績を生んできました。今年度は、より規模の拡大や事業の加速などを目指し、ビジネスを学ぶためのプログラム「茨城県北ビジネススクール」にパワーアップ。

第2回目は、高萩市内にある“天空の庭 天馬夢”にて2021年8月21日(土)・22日(日)の2日間開催しました。

(感染予防対策としてマスク着用・ソーシャルディスタンス・換気等を徹底)

 

自身が本当にやりたいことを探す2日間

講座の始まりに、齋藤潤一氏(一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 代表理事・NPO法人まちづくりGIFT 代表理事・AGRIST株式会社 代表取締役社長)から話があったのは、今回のテーマとなる「起業家として大事な部分。自分が本当は何がしたいのか?」を見つけて欲しいということ。

その後、「①呼ばれたい名前・②今の気持ち・③この講座に期待すること」をみんなでシェアするチェックインを行いました。

(講座に対してドキドキや緊張・不安な気持ちを発する受講生が多かったです)

 

守秘義務等のグランドルールを共有後、2人1組となってお互いの強みを発見するための森巡りへ。

出発前に齋藤氏から以下の内容がシェアされました。

「自分の声を聞くことが大事。しかし、自己満足の世界にはヒトモノカネはついてこない。個人(自己満足)の枠を超え、社会をよりよく、世界を豊かにするために、人生をかけてやりたいことを見つけて欲しい。そして “なぜあなたがやるのか?” をより具体的に落とし込んで欲しい。」

さらに方法として、

「強みはすでに皆さんの過去にある。未来に探しに行くのではなく過去の思い出に楽しかったこと・ワクワクがある。無理かどうかではなく、やりたいかやりたくないか。コンフォートゾーンの外に抜けて、明確なゴールをビジュアル化できればそこに向かって進んでいける。」と補足。

「枠を外そう。」という齋藤氏の言葉に、戸惑いや緊張の表情を浮かべながら受講生たちは個人の強みややりたいことを探求すべく、外へ歩き出しました。

(濃霧の中、馬もいました。)

 

コンフォートゾーンの外へ。

散策を終え、数人が自ら感じたことを全員の前でシェア。

その後はペアに戻り、have to(〜せねばならない)を取り払いwant to(〜したい)を見つけてコンフォートゾーンの外に出る、本当にやりたいことを達成した後について話し合う “現状の外を見る” ワークを行いました。

その後、再びそれぞれが感じたゴールを全員にシェア。1時間前よりも大きく飛躍し、世界観の広がった話が飛び交いました。

しかし、一方でまだまだ現状とゴールを行き来する受講生たち。

思考を張り巡らし、悶々とした表情をする姿から真剣に自分と向き合うことの大変さが伺えます。

ゴール探しのワークはまだまだ続きます。

「自信のある・なしよりも、自分がやりたいかどうか。本当にやりたいことは人に伝わる。差別化要素は後から作っていけばいい。稼げそうと思って始めるものはすでにレッドオーシャンで、稼げないことがほとんど。共感を生むには本当にやりたいことでオンリーワンになること。」と齋藤氏からアドバイスをもらい、受講生はパートナーを変えてさらに現状の外を見つけるワークを進めました。

1日目の感想として、今日の気づきと明日の自分への期待を全員で最後にシェアしました。

受講生からは「“ゴールは理論的に説明できない”という言葉を実感した。」「小さい頃から染み付いた当たり前から自分を切り離すことがいかに難しいかわかった。」「やりたいことがいろいろあったが、ワークを通してそれが全て手段になった。」「やりたいと思っていた事業が利己的なものだったと気づいた。」などの声があり、明日への期待としては「自分の輪郭をどれだけ捉えられるか。」「今日のモヤモヤを明日は明確化したい。」「明日は新たな自分をさらに発見したい。」などがあがりました。

 

自分の強みの棚卸し。あなたのwant to は何?

2日目の朝は全員でストレッチからスタート。

その後、チェックインをして強みの棚卸しをするワークをしました。

3分で自分の強みを書けるだけ書きます。1テーブル4人のチーム戦となり、みんな真剣に競い合いました。

このワークを2ラウンド。

本気になるとみんな起立し始めます。

さまざまな強みが飛び出し、もっとも多い人は49個!

そして、その中から“want to”となる5つの自分の強みをピックアップしました。

自分と向き合い、現状の外の強みを探求する時間です。

選んだ強みは各グループ内で “なぜその強みなのか” を各自説明しました。グループメンバーはお互いの意見を静かに傾聴します。

その後は再び2人1組で外に出て、強みについて対話する時間としました。

齋藤氏からアドバイスされたポイントは、「ゴールをより具体的に現状として話すこと、まるでその中で生きているかのように感じること。」とのことでした。

対話から帰ってきた後の感想では、さまざまなやりたいことがシェアされ、イキイキと自分のイメージを話す受講生の姿がありました。

今回の講座では、かなり頭を悩ませた受講生も多かったかと思います。

自分を徹底的に見つめ、探求し続けた2日間。齋藤氏から受講生に問われ続けたことは、一貫して「あなたのやりたいことは何ですか?」でした。皆さんが現状の枠を飛び出し、本当にやりたいことでゴールの中を生きる姿が楽しみです。

最終プレゼン発表は12月4日。受講生たちの旅はこれからも続きます。

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12月4日(土)は、受講生の中から選ばれた8人が、自身のビジネスを加速させるため、投資家・事業家にプレゼンテーションを行います。受講生にとってはここからがスタート。皆様の応援をお待ちしております。

▼イベントページ▼

【受付中】茨城県北ビジネススクール 2021 最終プレゼンテーション

日 時:2021年12月4日(土)14:00~17:30(受付 13:30~)
会 場:茨城県庁9階講堂 (茨城県水戸市笠原町978番6)
入場料:無料
定 員:100名(定員になり次第受付終了)
申 込:https://forms.gle/gqFGzcrXVBzcvYFb9

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ライター・撮影:宮地 綾希子

 

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