茨城県北ローカルベンチャースクール 第2回フォローアップ 講座

2020年11月15日(日)、茨城県北ローカルベンチャースクール のフォローアップ講座が水戸市内にあるコワーキングスペースM-Workで開催されました。当講座はスクールの卒業生が対象となっており、前日に最終プレゼンテーションを終え、修了証を授与された2020年度の受講生も対象となりました。

 

ゲストは、TURNSプロデューサーである堀口正裕氏。

(株)第一プログレス常務取締役 TOKYO FM『Skyrocket Company』 内「スカロケ移住推進部」ゲストコメンテーター 。北海道生まれ。早稲田大学卒。 国土交通省、農林水産省、文部科学省等の各委員会への有識者としての参加や、BBT×JTB「ツーリズム・リーダーズ・スクール」、社会起業大学、丸の内朝大学等の講師他、全国各地域の移住施策に関わる。 新しいライフスタイル、本物の豊かな暮らしを追求し、雑誌『tocotoco』『カメラ日和』『LiVES』等の創刊に尽力。東日本大震災後、 日本を地方から元気に!との思いから「TURNS」を創刊。

 

まずは受講生同士で「①今の気持ち ②今日期待すること」を発表するチェックインを行い、その後グランドルールとして「ポジティブ原則・Don’t Judge・守秘義務」の3つが共有されました。

堀口氏の自己紹介では、自身の畑やそこで採れた野菜などを紹介。地域にいい意味でしがらみながら暮らしていると話し、地元と比較しながら地方を回っていると話しました。堀口氏は「心がけていることは地域を好きになること」とし、TURNSには“人が動くターン” “人生の転機” という意味の他に、”It’s your turn(あなたの番です)“の意味があると紹介しました。

また、ビジネスを進めるにあたって、メディアとのコミュニケーションは密に取っていくべきと話し、自身もいろんなメディアと連携して取り組んでいると言います。事例のひとつとして、ラジオをきっかけに多数の移住者を生み出していることを紹介し、コロナ禍には“聞くTURNS”としてwebインタビューを行うオンラインラジオに挑戦するなど、「新たな人生のフィールドとして地方を選択し、豊かな生き方を手に入れた人々を紹介する媒体」として、TURNSの在り方自体を再認識したことを明かしました。

事例紹介では、地域の人々を巻き込み、地域の人に愛される酒造りに尽力する移住者の事例や、地元の名産である鰹の生節を利用した新規ビジネスなどを紹介し、そもそも移住は“自身が幸せになるため”にするものだと話しました。

メディアが取り上げたいのは”愚直な人”

その後は受講生同士で感想をシェアし、齋藤潤一氏(一般社団法人こゆ地域づくり推進機構(以下こゆ財団)代表理事)と堀口氏の対談が行われました。

テーマを「メディアに取り上げたい人・取り上げたくない人」とし、受講生の質問に回答しながら進行。

堀口氏は、取り上げたい人物像としては“愚直な人”だといい、「横の繋がりではなく、縦の繋がりを自分のやり方できちんと作っている人」と話しました。「愚直とは、つまり連続性・継続性・一貫性があること」と話す齋藤氏。さらに「自分の言葉で発信することは大事」と続けました。

メディアに取り上げられることにより反感を買ってしまうのではという発言に対して堀口氏は、「反発するのは表面のキラキラした部分しか見ていないから。TURNSは表面のキラキラした部分ではなく、スポットライトを当てた人の背後にいる経営者も丁寧に紹介している。その人が活動できるのは背後にそういった人たちの支えがあるから。」と語りました。

また、周囲やチームとの熱量の差をどうしたら良いかという質問に対しては、「熱量は後付け。後付けで語れる事業をすること。覚悟を持って立ち上げ、少しずつ自分の熱量を伝播していく。地域でコトを起こしている人は、地域と合意形成してやっているのではなく、丁寧に伝え続けている。フォーカスを当てる場所が明確であれば、周りは気にならない」と話しました。

ビジネスプランはシンプルさが重要

その後は、前日にプレゼンテーションを行った2020年度卒業生から代表者3人がプレゼンテーション。堀口氏、齋藤氏からはビジネスプランの感想とメディアにどう取り上げられるかという視点でフィードバックがありました。覚えやすいネーミング・キャッチコピーはダサくなりがちだが、まず覚えてもらうことが重要でそこにどういう物語をつけていくのかが順序だということや、ビジネスプランはシンプルさが重要だということ、“みんなで使う”に特化して地域を活性化していくことがビジネスポイントになるのではないかという意見がありました。

堀口氏は最後に、「地域づくりだけを紹介したいのではなく、その人がどういう楽しい人生を歩んでいるのかというストーリーを発信していきたいと思っています。」と話し、今後の受講生のストーリーを楽しみにしていると語りました。

 

たくさんの物語を紹介している雑誌TURNS、茨城県北ローカルベンチャースクール の生み出した物語が今後どう展開していくか、とても楽しみです。

ライター・撮影:宮地 綾希子

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