茨城県北ローカルベンチャースクール 第3回フォローアップ 講座

2020年12月12日(土)、水戸市旧三の丸庁舎にて、茨城県北ローカルベンチャースクール第3回フォローアップ 講座が開催されました。

 

ゲスト講師はユニリーバジャパン ホールディングス取締役の島田由香さん。

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役 人事総務本部長 YeeY Inc. 代表 Delivering Happiness Japanチーフコーチサルタント Japan Positive Psychology Institute 代表 米国NLP協会マスタープラクティショナー、マインドフルネスNLP®トレーナー

1996年慶応義塾大学卒業後、株式会社パソナ入社。2002年米国ニューヨーク州コロンビア大学大学院にて組織心理学修士取得、日本GEにて人事マネジャーを経験。2008年ユニリーバ入社後、R&D、マーケティング、営業部門のHRパートナー、リーダーシップ開発マネジャー、HRダイレクターを経て2013年4月取締役人事本部長就任。その後2014年4月取締役人事総務本部長就任、現在に至る。学生時代からモチベーションに関心を持ち、キャリアは一貫して人・組織にかかわる。日本の人事部「HRアワード2016」個人の部・最優秀賞、「国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2019 for SDGs」受賞。高校2年生の息子を持つ一児の母親。

この日のテーマは“自分の声を聞いてみよう”。まずはじめにグランドルールの確認を行い、チェックインにて「名前・なぜ今日この場にいるのか(目的・課題)」を3人1組で共有しました。

その後、受講生の課題を共有しながら島田氏と齋藤潤一氏(一般社団法人こゆ地域づくり推進機構(以下こゆ財団)代表理事)とのトークセッション形式で講座が進みました。

 

死を迎える瞬間、どう感じていたいか

Purpose(パーパス)について、島田氏はこう語ります。「Purposeとは生きている目的です。たまに自分の人生を嘆いている人がいるけど、自分の人生は自分で選んできた結果。Purposeは、見つけるというより思い出すといった感じで、死を迎える瞬間にどう感じていたいかをイメージして欲しい。そしてその時の感情を大事にして欲しい。さらに、自分のことを大切に思ってくれている人はたくさんいるということを自覚して欲しい。その上で変えられることは躊躇わず変えていけばいいし、行動を制限する必要は無い。」

そして、ウェルビーイングであるために自信が提唱するPERMAを紹介。

 

P:Positive emotions(喜び・平安・希望・畏怖などの感情を持つ、感じる)

E:Engagement(活動や世界そのものに深くかかわる)

R:positive Relationships(愛情・サポート・理解のある人間関係の中にいる)

M:Meaning(目的に適う、自分より大きな何かに奉仕するという感覚を持つ)

A:Accomplishment(熟練・遂行能力を持っているという感覚を持つ)

 

「ウェルビーイングとは、自分を高めていく行動のこと。ウェィビーイングが高いと免疫力が上がり、健康になり、寿命が伸びる。社会的な行動も増えていく。自分が携わっていること、自分の存在に意義を感じていることが大切で、ゴールは達成できなくてもいい。やったことを評価する。昨日より今日、1ミリでもいいから何か動いたことを認めていく。PERMAはいつも自分の中にあるもので、人間関係に改めて感謝し、動いたことを認めていればPurposeの方から見つけてくれる。“幸せになろう”ではなく、幸せ“で”ある と思うことが大事」と続けました。

褒められたらありがとうレシーブ

「ネガティブはリフレーミングして次に生かせばいい」という齋藤氏。視座が高いところに自分を置き、ポジティブな人たちを周りに置くことも大事だと言い、受講生達に「ここに足を運んでいるだけでも凄いこと。前に進んでいるということ。」と話します。

島田氏は、「褒められたら遠慮ではなく“ありがとう”をレシーブして欲しい。」とし、「悩みは望みの裏返し。悩みを書き出して一つ一つ望みに書き換える。考え方が変わればインプットが変わり、インプットが変わればアウトプットが変わる。」と伝えました。

 

遠慮と配慮は違う

「遠慮はこの世に一切いらないもの」と語る島田氏。「遠慮とは“できない” “やれない” “難しい“という言葉を使って、結局自分でやらないと決めているということ。この世に一切必要ないと思っている。」と話し、遠慮してしまう理由は周囲からどう思われるんだろうという恐れだと続けました。

「したいと思うこと、やりたいと思うことにはまっすぐ突き進んで欲しい。“私なんて・・・”と言うのは自己否定と一緒」と呼びかけました。

さらに、「モチベーションは上げるものではなく上がっちゃうもの」だと言い、無理をするからどこかで狂いが出ると話します。

女性の職場における疎外感や立場に関する質問に関しては、自身の経験を元に「数で今マイノリティを感じていると言う事実を正直に伝える。“戦わず含んで超える”という言葉を教わり、大切にしている。多様性を取り入れた現場では、自分では全く気づけなかったことに声を上げてくれたことによって気づいたという経験があった。声を上げてくれたことに感謝し、多様性の大切さを気づかされた。」と話しました。

 

周囲との熱量との差に関しては、「やりたいことは勝手に火種が飛び散る。火種を持っていればそれが飛び火していく」と話し、「これからの時代、何にパッションを持っているのかが重要になってくる。年齢学歴は関係無い。」と言います。できる幅が広すぎて、やりたい願望が無い人が多いとし、「嫌いで得意なものばかりこなしていてもいつまでも満たされず、エネルギーばかりがどんどん出て行ってしまい、自分の存在意義が薄れていってしまう。何歳であっても、気付いた時が一番若い。人生は好きか嫌いか、やるかやらないかの4択しかない。好きなことはエネルギーが勝手に湧いてくる。」と語りかけました。

ひとつのことが好きな時も嫌いな時もあるという相談では、「視座が上がり、自分がステージアップしたので好きレベルが下がったように見えるのでは」と言い、不安に感じることは無いと優しくアドバイスしました。

 

好きで始めた仕事が役職や配置換えによって嫌いな業務が増えてきて好きじゃなくなってきてしまうという意見について、「自分にとって何が嫌いなことなのかをシェアすること。誰かの得意は誰かの不得意。だから多様な人を受け入れる必要がある。」と話しました。「何のためにこんなこと・・・と思うようなことも、必要だから業務として存在している。誰かがそれによって助かっているから存在していることを自覚すると、気持ちが変わってくる。」と続け、“人とのつながり” “意義や意味をもう一度考える” “範囲ややり方を見直す“この3つで業務を見直すべきだと語りました。

その後、今日の感想・気づき、自分へのエールや次の一歩を1人ずつ宣言。「もっと自分を好きになる」や「自分を信じて1ミリ動く」「自分が嫌いと言い訳することをやめる」などの宣言がシェアされました。

最後に島田氏から「ネガティブな時があってもいい。それすら大事にして認めて欲しい。“ポジティブになろう”は必要ない。ただ“ポジティブである”を選択することはできる。」という言葉をいただきました。

自分の気持ちに向き合い、各々が自分を見つめた3時間。この時間が、次の一歩に繋がることを期待します。

ライター・撮影:宮地 綾希子

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