茨城県が地域ビジネスを応援!新しいインターンシップで人財育成ーエポック若松氏
茨城県の北部地域は、通称「県北(けんぽく)」という呼び方で親しまれています。
昨年開催された「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」の影響もあり、さらに広く知られるようになりました。
実は県北では、地域ビジネスの育成にも力が入れられています。
長期実践型インターンシップで地域の課題を解決
毎年「県北地域ビジネス創出支援事業」として、ビジネスプランコンペティションが行われています。
県北の地域資源を活かしたアイデアを募り、優秀なアイデアには活動を支援する賞金も出るというものです。
2016年に開催されたビジネスコンテストの中で注目されたアイデアのひとつが、若松佑樹さんが実施する「長期実践型インターンシップ」という取り組みです。
1985年茨城県日立市生まれ。
東京大学大学院修士課程修了。上場前のネット広告のベンチャー企業に新卒で入社。
入社1年目で、60以上の広告案件に携わる。
海外企業とも連携した業務プロセス改善プロジェクトの立ち上げや、SNSやスマートフォンでの新規事業開発に従事する。食と農のシンクタンク会社に転職し、地域の特産品開発、直売所の立ち上げ支援、地域資源調査、マーケティング調査なとを行う。
また、ジョイントベンチャーを設立し、国内最大規模の6次産業化の人材育成講座を立ち上げる。2014年10月より茨城県にUターンし、「えぽっく」として活動する。
中小企業の経営革新と若者の人材育成を目的とし、長期のインターンシップのコーディネートを行う。その他、兼業・副業のコーディネート、採用支援などを手掛ける。ー若松氏のnoteより引用
地場の企業をさらに未来へ。茨城の魅力
「大学で東京に出て、地域と関わる仕事をする中で、地元に戻って貢献したいという思いがありました」という気持ちをきっかけに、生まれ故郷にUターンする決意をしたと言います。
地域の課題は人財育成だと考えています。仕事を作る、なり手を作ることが大事です。
特に地場の中小企業は、人を求めています。
そこで学生に最低1ヶ月のインターンシップとして入ってもらって、企業の課題解決に取り組みます。
地域のこれからを考える経営者が多い
茨城県の魅力は、「地場の企業の経営者が、これから地域を盛り上げるにはどうすればいいかを考えているところ」だと、若松さんは指摘します。
自分たちの代まで受け継いできたものを、次の世代に渡していこうという意識が強いと思います。経営者が面白いと思いますね。
主体的に地域で活動していく状態が理想
「東京に出ていった人たちが、戻りたいと思えることはひとつの目安」と、自身のビジネスの未来を描きます。
理想は、ひとりひとりが主体的に地域に対して活動している状態が理想だと思っています。
自治体任せではなくて、自分たちが作っているという意識です。若者から動き出してほしいんです。
地域ビジネスを学ぶ講座が開催
茨城県が取り組む、地域ビジネス支援について、「地域ビジネスを作る」という視点から学べるイベントが、4月25日に開催されます。
茨城県で活動する方々をゲストに迎え、現場の声を聞くことができる貴重な機会です。
地域ビジネスに興味がある方は、見載せないない内容となっています。