いばらき・水戸の商店街を市民が活性化。クラウドファンディングで100万円支援
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茨城県水戸市の中心部にある商店街「泉町仲通り」。
壊れて明かりがつかなくなった、商店街のシンボルでもある門看板に再び明かりを灯そうというプロジェクトが実施されています。
クラウドファンディングで100万円を達成
門看板の修繕費用として必要な約100万円をクラウドファンディングを通じて資金調達。
現在、100万円を超える資金が集まり、約100人に及ぶ応援の声が集まっています。
思いがけない人も協力してくれたり、想像していなかった人からの支援をいただいています。まずはスタートして、やりながら考えていきましたが、無事に達成することができました。
と語るのは、起案者の加藤雅史さんです。
巻き込みながら思いをひとつにするプロセス
加藤さんは、「仲通りをしっていただくきっかけにもなったし、お客さんたちが協力してくれたことが大きい」といいます。
このプロジェクトは、加藤さんの思いから始まったもので、「商店街の方々を巻き込む」というところからのスタートでした。
最初は、クラウドファンディングをどう伝えるかというところからのスタートで、ひとつひとつ店舗を回って話をしたり、協力をお願いしていきました。
少しずつお客さんにも広がり、お店に訪れて食事と一緒に応援をいただいたりしました。
泉町仲通りのファンを動かせたことが大きいです。
クラウドファンディングは、獲得金額の大きさ等が注目されがちで、このような「プロセス」に注目が集まることは多くありません。
しかし、クラウドファンディングのもつ可能性のひとつは、今回のプロジェクトのように、既存の仕組みやルールといった枠組みの中に新しいムーブメントを作るということです。
クラウドファンディングという行為を通じて、まわりを巻き込み、新しいムーブメントを作ることが可能なのです。
残り約12日。支援を募る
新しいムーブメントに必要なのは、自分の思いを言語化し、伝えていくことです。
できることは全部しようと、チラシをつくって配り歩いています。いつでも持っています。伝えた人が、さらに伝えてくれるような流れもできたことがうれしいですね。
加藤さんの姿勢には、クラウドファンディングのエッセンスが詰まっているといえるでしょう。
泉町仲通りの門看板に明かりを灯すプロジェクトは、残り期間が約12日です。
ひとりでも多くの方に知っていただきたい取り組みとなっています。