UIJターンする起業家が活躍。助け合う関係人口コミュニティ
PR for 茨城県北地域ビジネス創出支援事業
地域課題・社会課題を解決するビジネスを対象としたビジネスプランコンテストが開催されました。茨城県県北地域を舞台にした、県北ビジネスプランコンペティションです。
2017年の9月に始まった地域ビジネスのつくり方を、講義とフィールドワークを通じた実戦形式で学ぶ「茨城県北地域ビジネス創出支援講座」に始まった茨城県県北地域を盛り上げる2017年度の活動が最終回を迎えました。
茨城県北を舞台にしたビジネスコンペ
このビジネスコンペは、新たな地域ビジネスを創出することで、少子高齢化や、産業の停滞など地域課題が多い県北地域を盛り上げようという内容です。今年で4回目を迎えました。
一次審査、二次審査に続き、熾烈な争いを勝ち抜いた10組による最終プレゼンテーションです。
ひとりあたり6分間プレゼンテーションを行い、5人の審査員による質疑応答が行われました。
10組が提案。厳しい批評も。
10組は緊張しながらも、それぞれ工夫を凝らし、視覚に訴えたプレゼン資料を用意し、プレゼンターの勇姿をひと目見ようと集まった観客の前で、堂々と発表を行いました。
発表後は、審査員から「なぜやろうと思ったのか」といった行動の源泉を聞く質問や、ビジネスプランの甘さに対するツッコミなどが行われながら、熱気の中にも、厳しさのあるイベントとなっています。
二次審査に引き続き審査を行なった方からは、「全員見違えるような成長に感動しました。二次審査からの短い日数でも成長が著しい」と、発表者の本気を感じたと、いいます。
優勝は「SAKE TAXI」。酒蔵の危機をツアーで救う
審査の結果、見事優勝を勝ち取ったのは、茨城県高萩市出身の細金寛子さんの「SAKE TAXI」というプランです。
これは、茨城県北の地域資源である酒蔵を、タクシーを活用したツアーでまわるというもの。インバウンド観光で訪れる外国人をターゲットに、少人数でタクシーを活用し、酒蔵をめぐり、試飲や文化を楽しむという内容です。
審査員はもちろん、会場内からの評価も高く、文句なしの優勝だったといえるでしょう。
優勝時のコメントでは、「県北の良さをしってほしい。ここからがスタートです」と、賞金をもとに、実際にビジネスを始動させることを宣言し、期待を集めます。
挑戦者を支える関係人口のコミュニティ
地域課題や社会課題を解決することは、一筋縄でいくものではないでしょう。そのときに重要なのは、あきらめず挑戦し続けること、改善し続けることだといえます。
この県北地域ビジネスプランコンペティションがかたち作っているのは、ひとりひとりのビジネスの支援という側面はもちろん、それ以上に、県北を舞台に活躍する挑戦者のコミュニティだといえるでしょう。
発表者の10名はもちろん、ビジコンに応募した方々の活躍が大いに期待されます。